流水算-2-4

流水算-2-4(開智中学2021/一見複雑そう、でも丁寧にダイヤグラムを書けばはっきり見えてきます)

流水算-2-4

問題

 問題(開智中学2021/一見複雑そう、でも丁寧にダイヤグラムを書けばはっきり見えてきます)

ある川の上流のP地点と下流のQ地点の間を、速さの異なる2せきの船Aと船Bが移動します。船AはP地点を出発し、Q地点に着いてから5分間滞在したのち折り返し、P地点を出発してから2時間20分後にP地点へ戻ってきました。船Bは、船AがP地点を出発してから10分後にP地点を出発し、船Aと同時にQ地点にたどり着く予定でしたが、途中のR地点でエンジンの燃料がなくなってしまったため、そこからは川の流れに乗ってQ地点まで移動したところ、予定していた到着時刻よりも29分遅れてQ地点に到着しました。また、船AがQ地点を出発してから8分後に2せきの船はすれ違いました。

(1) 船AがQ地点からP地点へ移動する際の速さと、川の流れの速さの比は何対何ですか。
(2) 船Aと船Bの静水時の速さの比は何対何ですか。
(3) 船Aが最初にR地点を通過したのは、船AがP地点を出発してから何分後ですか。


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解答

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ある川の上流のP地点と下流のQ地点の間を、速さの異なる2せきの船Aと船Bが移動します。船AはP地点を出発し、Q地点に着いてから5分間滞在したのち折り返し、P地点を出発してから2時間20分後にP地点へ戻ってきました。船Bは、船AがP地点を出発してから10分後にP地点を出発し、船Aと同時にQ地点にたどり着く予定でしたが、途中のR地点でエンジンの燃料がなくなってしまったため、そこからは川の流れに乗ってQ地点まで移動したところ、予定していた到着時刻よりも29分遅れてQ地点に到着しました。また、船AがQ地点を出発してから8分後に2せきの船はすれ違いました。

(1) 船AがQ地点からP地点へ移動する際の速さと、川の流れの速さの比は何対何ですか。
(2) 船Aと船Bの静水時の速さの比は何対何ですか。
(3) 船Aが最初にR地点を通過したのは、船AがP地点を出発してから何分後ですか。

 


 

流水算-2-4

(1)
㋐㋑間のかかる時間がそれぞれ8分と16分であれば速さは逆比となる。
船AがQ地点からP地点へ移動する際の速さ:川の流れの速さ=16:8=2:1

(答え) 2:1

 

(2)
川の流れの速さを①とすると、船Aの上りの速さは②、静水での速さは①+②=③、下りの速さは③+①=④となる。
【船Aの速さ】上り:静水:下り:川=2:3:4:1・・・(ⅰ)

船Aは往復に135分かかるので、下りにかかる時間は135×$ \displaystyle \frac{②}{④+②} $=45分、上りにかかる時間は135×$ \displaystyle \frac{④}{④+②} $=90分。
よって、船Bが下りにかかる時間は35分。
船Aが下りにかかる時間:船Bが下りにかかる時間=45分:35分=9:7より、2つの船の速さは逆比となるので、船Aの下りの速さ:船Bの下りの速さ=7:9・・・(ⅱ)

(ⅰ)×7と(ⅱ)×4で船Aの下りの速さの比を合わせる。
【船Aの速さ】上り:静水:下り:川=⑭:㉑::⑦
船Aの下りの速さ:船Bの下りの速さ=:㊱
よって、
船Bの静水での速さ=㊱-⑦=㉙
船Bの上りの速さ=㉙-⑦=㉒(これは求めなくてもよい数字。)

船Aと船Bの静水時の速さの比は㉑:㉙

(答え) 21:29

 

(3)
(つるかめ算では時間がかかりそうなので三角形の相似を利用する。)
PQ間の距離を㉘×45分=$ \fbox{1260} $とする。川の流れの速さ⑦ではPQ間は$ \fbox{1260} $÷⑦=180分かかるので、下図の様な時間経過になる。また、相似な三角形ができるのでPRとRQの比が求められる。
116分:29分=❹:❶となり、船Aが最初にR地点を通過したのは、
45分×$ \displaystyle \frac{❹}{❹+❶} $=36分後となる。

流水算-2-4

(答え) 36分後

 

 

hajizo
ではまた~