問題
太郎村、次郎君、花子さんの3人の家は、学校までのまっすぐな一本道に面しています。太郎君、次郎君、花子さんがこの順にそれぞれの家を出発して、学校までの道をそれぞれ一定の速さで歩き、学校に行きました。右のグラフは、太郎君が家を出発してからの時間と、太郎君と次郎君の間の距離の関係を表したものです。次の[ ]に適当な数を入れなさい。
(1) 次郎君が歩く速さは分速[ア]mで、次郎君の家から学校までの距離は[イ]mです。
([ア]は帯分数表記で、[イ]は整数表記で答える)
(2) 太郎君が家を出発してから7分後に花子さんは家を出発し、その5分後に花子さんは次郎君に追い越されました。それからさらに10分後に、花子さんは太郎君に追い越されました。花子さんが歩く速さは分速[ウ]mで、花子さんの家から学校までの距離は[エ]mです。
([ウ]は帯分数表記で、[エ]は小数点入り表記で答える)
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解答
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太郎村、次郎君、花子さんの3人の家は、学校までのまっすぐな一本道に面しています。太郎君、次郎君、花子さんがこの順にそれぞれの家を出発して、学校までの道をそれぞれ一定の速さで歩き、学校に行きました。右のグラフは、太郎君が家を出発してからの時間と、太郎君と次郎君の間の距離の関係を表したものです。次の[ ]に適当な数を入れなさい。
(1) 次郎君が歩く速さは分速[ア]mで、次郎君の家から学校までの距離は[イ]mです。
([ア]は帯分数表記で、[イ]は整数表記で答える)(2) 太郎君が家を出発してから7分後に花子さんは家を出発し、その5分後に花子さんは次郎君に追い越されました。それからさらに10分後に、花子さんは太郎君に追い越されました。花子さんが歩く速さは分速[ウ]mで、花子さんの家から学校までの距離は[エ]mです。
([ウ]は帯分数表記で、[エ]は小数点入り表記で答える)グラフよりわかること。
・太郎から5分遅れて次郎が歩き出した。
・5分以降太郎と次郎の距離が離れていく。 ⇒ 次郎の進む向きは太郎と同じで、太郎より速く歩く。
・太郎の家は次郎の家より学校に遠く、2人の家の距離は565m。
・次郎は家から学校まで29-5=24分かかる。
・太郎は5分間に565-150=415m歩く。
・太郎と次郎が24分間歩くと650-150=500mの差がつく。(1)
太郎の速さは(565-150)÷5=83、分速83m
(次郎の速さ-83)×24=650-150より、次郎の速さは分速103$ \displaystyle \frac{5}{6} $m・・・[ア]次郎の家から学校までの距離は103$ \displaystyle \frac{5}{6} $×(29-5)=2492m・・・[イ]
(答え) [ア]103$ \displaystyle \frac{5}{6} $ [イ]2492
(2)
図の様に、3人の学校からの距離と時間をグラフにする。
「12分の点線と次郎の実線の交点」と「22分の点線と太郎の実線の交点」を太い赤線で結ぶと花子の動きが分かる。
太い赤線を延長した赤い点線上に、花子の家の位置と学校までにかかった時間がある。太郎の家から学校までの距離は2492+565=3057m
花子が太郎に追いこされる場所と学校との距離は、
83×22=1826、3057-1826=1231m
花子が次郎に追いこされる場所と学校との距離は、
103$ \displaystyle \frac{5}{6} $×(12-5)=726$ \displaystyle \frac{5}{6} $、2492-726$ \displaystyle \frac{5}{6} $=1765$ \displaystyle \frac{1}{6} $m花子の歩く速さは、(1765$ \displaystyle \frac{1}{6} $-1231)÷(22-12)より、分速53$ \displaystyle \frac{5}{12} $m・・・[ウ]
花子が5分間に歩く距離は53$ \displaystyle \frac{5}{12} $×5=267$ \displaystyle \frac{1}{12} $m花子の家から学校までの距離は267$ \displaystyle \frac{1}{12} $+1765$ \displaystyle \frac{1}{6} $=2032.25m・・・[エ]
(答え) [ウ]53$ \displaystyle \frac{5}{12} $ [エ]2032.25