約数-3-2

約数-3-2(暁星中学2022/約束記号は単純だが約数の数を求めるのに時間が掛かりそう)

約数-3-2

問題

 問題(暁星中学2022/約束記号は単純だが約数の数を求めるのに時間が掛かりそう)

1以上の整数Xに対して、X の約数の個数を記号[X]で表すことにします。

(1) 次の値を求めなさい。
① [80] ② [81]

(2) 1以上2022以下の整数Yに対して、[Y]=3となるYの個数を求めなさい。
(3) 1以上2022以下の整数Zに対して、[Z]= 9となる最大の整数Zの値を求めなさい。


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4.17

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解答

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1以上の整数Xに対して、X の約数の個数を記号[X]で表すことにします。

(1) 次の値を求めなさい。
① [80] ② [81]

(2) 1以上2022以下の整数Yに対して、[Y]=3となるYの個数を求めなさい。
(3) 1以上2022以下の整数Zに対して、[Z]= 9となる最大の整数Zの値を求めなさい。

 


 

(1)―①
80を素因数分解すると80=2×2×2×2×5
2が4個、5が1個なので約数の数は(4+1)×(1+1)=10

約数-3-2

(答え) 10

 

(1)―②
81を素因数分解すると81=3×3×3×3
3が4個なので約数の数は4+1=5

約数-3-2

(答え) 5

 

(2)
下図の数Yについて、約数が「1」と「自分自身Y」ともう一つだけの時に[Y]=3となる。この条件を満たす〇は素数。
1×1=1と45×45=2025(>2022)より、1から44の中で素数を探すと、
2,3,5,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43の14個。

約数-3-2

(答え) 14個

 

(3)
約数の個数が9個の数とは、約数の個数を求める式が8+1=9か3×3=9となる数。
(約数の数を求める方法については解説ページを参照しましょう。)

【8+1=9のとき】
8(=9-1)回同じ数をかけ合わせてできる数。
(□×□×□×□×□×□×□×□=求める数)
2×2×2×2×2×2×2×2=256
3×3×3×3×3×3×3×3=6561
この形での条件に当てはまる数はない。

【3×3=9のとき】
ある数を2(=3-1)回かけ合わせ、別のある数を2(=3-1)回かけ合わせ、その積でできる数。
(□×□×△×△=求める数)
(□×△)×(□×△)の形にして、□と△が素数となる数を大きい順に探す。
45×45=5×9×5×9・・・×
44×44=4×11×4×11・・・×
43×43=・・・×
42×42=2×21×2×21・・・×
41×41=・・・×
40×40=4×10×4×10・・・×
39×39=3×13×3×13=1521・・・〇

(答え) 1521

 

 

hajizo
ではまた~