約束記号-3-1

約束記号-3-1(栄東中学-東大クラス選抜1月12日-2022/前半の問題で導入が用意されているが、場合分けの手法に慣れていないと厳しい)

約束記号-3-1

問題

 問題(栄東中学-東大クラス選抜1月12日-2022/前半の問題で導入が用意されているが、場合分けの手法に慣れていないと厳しい)
[N]は整数Nを4で割った余りを表します。たとえば[10]=2,[11]=3,[12]=0となります。また,AとBはどちらも2桁の整数とします。

(1) [A]=0となるAは[ ア ]個,[A]=1となるAは[ イ ]個,[A]=2となるA は[ ウ ]個,[A]=3となるAは[ エ ]個あります。空欄(ア~エ)にあてはまる数を答えなさい。

ここからの問題では,AとBは異なる整数とし,たとえばA=10,B=12である組とA=12,B=10である組は異なる組とします。

(2) [A]+[B]=2となるAとBの組は何組ありますか。
(3) [ [A]+[B] ]=2となるA とBの組は何組ありますか。
(4) [ [A]+[B] ]=[A]+[B]となるAとBの組は何組ありますか。《解答欄の考え方を記す欄に考え方も書きなさい》


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解答

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[N]は整数Nを4で割った余りを表します。たとえば[10]=2,[11]=3,[12]=0となります。また,AとBはどちらも2桁の整数とします。

(1) [A]=0となるAは[ ア ]個,[A]=1となるAは[ イ ]個,[A]=2となるA は[ ウ ]個,[A]=3となるAは[ エ ]個あります。空欄(ア~エ)にあてはまる数を答えなさい。

ここからの問題では,AとBは異なる整数とし,たとえばA=10,B=12である組とA=12,B=10である組は異なる組とします。

(2) [A]+[B]=2となるAとBの組は何組ありますか。
(3) [ [A]+[B] ]=2となるA とBの組は何組ありますか。
(4) [ [A]+[B] ]=[A]+[B]となるAとBの組は何組ありますか。《解答欄の考え方を記す欄に考え方も書きなさい》

 


 

(1)
[A]=0となるAは4の倍数なので、99÷4=24あまり3となり、24個のうち4と8を除く。
12,16,20,・・・,96
以上の22個・・・[ア]

[A]=1となるAは、[A]=0で求めた数に1を加える
13,17,21,・・・,97
以上の22個・・・[イ]

[A]=2についても同様に求める。
14,18,22,・・・,98、これに10を付け加える
以上の23個・・・[ウ]

[A]=3についても同様に求める。
15,19,23,・・・,99、これに11を付け加える
以上の23個・・・[エ]

(答え) アは22 イは22 ウは23 エは23

 

(2)
[A]=2かつ[B]=0の場合、[A]=1かつ[B]=1の場合、[A]=0かつ[B]=2の場合、この3つのパターンがある。

【[A]=2かつ[B]=0の場合】
[A]=2は23個、[B]=0は22個、これより23×22=506組

【[A]=1かつ[B]=1の場合】
[A]=1は22個、[B]=1は22個、これより22×22=484組
「AとBは異なる整数」より、同時に13,17,21,・・・,97となる22組を除き462組

【[A]=0かつ[B]=2の場合】
[A]=0は22個、[B]=2は23個、これより22×23=506組

合わせて、506+462+506=1474組

(答え) 1474組

 

(3)
[N]=2となる整数Nは、2,6,10,14,・・・となる。
一方、[A]+[B]の取り得る値は問(1)より0~6の7種類。
よって、[A]+[B]=2または[A]+[B]=6であればよい。

【[A]+[B]=2の場合】
問(2)より1474組

【[A]+[B]=6の場合】
[A]=3かつ[B]=3のときで、[A]=3も[B]=3も23個なので23×23=529組
「AとBは異なる整数」より、同時に11,15,19,・・・,99となる23組を除き506組

合わせて、1474+506=1980組

(答え) 1980組

 

(4)
[ [A]+[B] ]=0となる[A]+[B]は0と4のとき ⇒ [A]+[B]=0となるAとBの組を数える
[ [A]+[B] ]=1となる[A]+[B]は1と5のとき ⇒ [A]+[B]=1となるAとBの組を数える
[ [A]+[B] ]=2となる[A]+[B]は2と6のとき ⇒ [A]+[B]=2となるAとBの組を数える
[ [A]+[B] ]=3となる[A]+[B]は3のとき ⇒ [A]+[B]=3となるAとBの組を数える

【[A]+[B]=0となるAとBの組】
[A]=0かつ[B]=0の場合で、22×22-22(AとBは異なる整数)=462組

【[A]+[B]=1となるAとBの組】
[A]=0かつ[B]=1の場合が22×22=484組
[A]=1かつ[B]=0の場合が22×22=484組
合わせて、484+484=968組

【[A]+[B]=2となるAとBの組】
問(2)より、1474組

【[A]+[B]=3となるAとBの組】
[A]=0かつ[B]=3の場合が22×23=506組
[A]=1かつ[B]=2の場合が22×23=506組
[A]=2かつ[B]=1の場合が23×22=506組
[A]=3かつ[B]=0の場合が23×22=506組
合わせて、506×4=2024組

以上、合計すると462+968+1474+2024=4928

(答え) 4928組

 

 

hajizo
ではまた~