問題
栄くんは次の問題に取り組んでいます。
《問題》
角AOB=90゜,辺AB=5cmの直角二等辺三角形OABの辺AB上にAP=1cm,PB=4cmとなる点Pをとり,辺OB上に角OPT=45゜となる点Tをとります。このときOTとTBの長さの比を求めなさい。
栄くんが悩んでいると,東さんが「三角形OABと合同な三角形をあと3つ用意して,敷き詰めてみたらどうかな?」と言って,次の図をかいてくれました。
(1) 東さんがかいた図において,三角形OPQの面積を求めなさい。
(2) 栄くんが取り組んでいた問題に答えなさい。
(3) 角AOB=120゜, 辺AB=5cmの二等辺三角形OABの辺 AB上に AP=1cm,PB=4cmとなる点Pをとり,辺OB上に角OPT=30゜となる点Tをとります。このときOTとTBの長さの比をもっとも簡単な整数の比で求めなさい。
《解答欄の考え方を記す欄に考え方も書きなさい》
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解答
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栄くんは次の問題に取り組んでいます。
《問題》
角AOB=90゜,辺AB=5cmの直角二等辺三角形OABの辺AB上にAP=1cm,PB=4cmとなる点Pをとり,辺OB上に角OPT=45゜となる点Tをとります。このときOTとTBの長さの比を求めなさい。栄くんが悩んでいると,東さんが「三角形OABと合同な三角形をあと3つ用意して,敷き詰めてみたらどうかな?」と言って,次の図をかいてくれました。
(1) 東さんがかいた図において,三角形OPQの面積を求めなさい。
(2) 栄くんが取り組んでいた問題に答えなさい。
(3) 角AOB=120゜, 辺AB=5cmの二等辺三角形OABの辺 AB上に AP=1cm,PB=4cmとなる点Pをとり,辺OB上に角OPT=30゜となる点Tをとります。このときOTとTBの長さの比をもっとも簡単な整数の比で求めなさい。
《解答欄の考え方を記す欄に考え方も書きなさい》(1)
図形ABCDと図形PQRSは共に正方形で、三角形OPQは正方形PQRSの$ \displaystyle \frac{1}{4} $。
三角形OPQの面積=(正方形ABCD-三角形BPQ×4)×$ \displaystyle \frac{1}{4} $
=(25-1×4×$ \displaystyle \frac{1}{2} $×4)×$ \displaystyle \frac{1}{4} $=4.25cm2(答え) 4.25cm2
(2)
図の様に高さは$ \fbox{1} $:$ \fbox{4} $:$ \fbox{1} $の比になる。
三角形QBPの面積は2cm2で、底辺をTBと考えると三角形TBP:三角形TBQの面積比は❹:❶、よって、三角形TBPの面積は(2×$ \displaystyle \frac{4}{5} $)=1.6cm2。
三角形OPQの面積は4.25cm2で、底辺をTOと考えると三角形TOP:三角形TOQの面積比は④:①、よって、三角形TOPの面積は4.25×$ \displaystyle \frac{4}{5} $=3.4cm2。三角形TOPと三角形TBPは高さが同じなので底辺の長さOT:TB=3.4:1.6=17:8。
(答え) 17:8
(3)
【図1】
東さんの手順と同じように合同な三角形をあと2つ用意し、敷き詰めると、2つの大きさの違う正三角形が出来る。
さらに、高さは①:④:①の比になるので各三角形の面積比は図の様に表すことができる。
【図2】
白□の面積比だけで表すと大きな正三角形は$ \fbox{5} $+$ \fbox{25} $+$ \fbox{1.25} $=$ \fbox{31.25} $になる。このことより、小さな正三角形の面積⓯=$ \fbox{31.25} $-$ \fbox{15} $=$ \fbox{16.25} $
OT:TB=❶:$ \fbox{1} $=⓯:$ \fbox{15} $=$ \fbox{16.25} $:$ \fbox{15} $=13:12
(答え) OT:TB=13:12